2016年12月23日金曜日

無形文化について

「ユネスコの無形文化遺産」(視点・論点)

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/259122.html
元ユネスコ事務局長 松浦 晃一郎 さんのお話しの抜粋
人類の文化遺産の中で大きな柱となっているのが、人から人に継承される無形文化遺産です。
 自然遺産と歴史的な建造物や遺跡の不動産の文化遺産を保護する世界遺産条約は1972年に成立。しかし、日本を初めとするアジアの国々では不動産の文化遺産と並んで重要な柱となっている無形文化遺産を世界遺産条約はカバーしておらず、世界遺産条約に40年以上遅れて無形文化遺産条約は成立。無形文化遺産とは日本の例で言えば、文楽・能楽や歌舞伎がその典型的なものですが、その保全をするための国際的な枠組みであるユネスコの無形文化遺産条約参加国は171カ国に及んでいます。
不動産の文化遺産を対象とする世界遺産条約でリストの上位を独占してきたのは、石の文化が中核を占める西欧のイタリア・スペイン・フランス・ドイツ・イギリスの5カ国です。他方、アジアの国の文化遺産は不動産の文化遺産と無形文化遺産の二本柱となっています。
無形文化遺産条約では、消滅の危機に面しており緊急の支援を必要とするリストに計上することが大きな役割。

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