2019年4月14日日曜日

見本園にニリンソウ、アマナを移植しました

隣の集落で家の周囲に自生していた山野草を保全されているおばさんから、
「ニリンソウ、アマナが咲いています」と情報をいただき見学に行きました。

ニリンソウ
北向きの斜面に広がっています。キンポウゲ科。

アマナ。チューリップの仲間。2月頃に芽が出て、今は咲き終わり。
花が終わると地上部は消えて、他の植物が茂るそうです。

タンポポ
ガクが反り返っていない「関西タンポポ」
このあと、ラッパ屋さんたちは、タンポポ笛を吹き鳴らすのに熱中していました
茎が細いから鳴らすのが難しいでした。

分けてもらった「ニリンソウ」「アマナ」を同じ北向き斜面に移植しました。
フキノトウ、キンポウゲなど同じ植物の自生が見られたので、定着してくれることを期待しています。


ビオトープをつくろう

 平成30年度から奈良植物研究会の松井先生らのご指導で、福住の植物調査に取り組んでいます。
日本の湿地に生息していた植物の多くが水田の基盤整備事業や農薬の多用で消滅していっています。山間地の休耕田の土を掘り返し、水を溜めると、埋もれていた植物の種子が芽を出して、その中に希少な植物が現れるかもしれません。
 水を溜めた田んぼには植物だけでなく昆虫たち動物も集まってきて、子どもたちが生き物を観察できる場所にも活用出来ます。
 そんなんで、天理市福住町別所集落(標高560m)の休耕田をお借りして「ビオトープをつくろう」と計画が立ち上がりました。

 草刈りから

田の土をほじくり返している写真(ファイルを探しています)


周囲の樹木や草に名札を付けてもらいました。