2017年7月10日月曜日

あれから10年

平成10年の台風7号で、七曲峠(天理市福住町別所と奈良市中畑町をつなぐ)は倒木により通行不能となった。この台風は室生寺の国宝五重塔の屋根が崩壊、近鉄南大阪線の鉄柱も倒すなど奈良県に大きな爪痕を残した。
台風から5年以上経ち、中田紀子さん(奈良大和の峠物語著者)と出会い、峠道復旧の話が持ち上がった。「盆地の奈良は100以上の峠道があった。しかし、人が通らなくなったり、自動車道で峠が無くなったり、別の道が新たにつくられたり、人々の生活から峠が失われている。」平成19年3月小雨の中、福住町の歴史研究クラブいにしえ会と協力し、倒木の除去作業に地域の人が立ち上がった。その年の5月、ボーイスカウト天理第1団はじめ大勢で復旧開通記念ハイキングを行った。シャガ・桐の花が咲いていた。
 あれから10年を迎えた。そろそろ次の1歩を計画しよう。


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